投資信託 キャピタルゲインを狙うなら手数料(特に販売手数料と信託財産留保額)に注意

投資信託
投資の基本は安い時に買って高い時に売る
ファンド

2021年2月以降、日経平均株価は3万円前後をキープしてきましたが、5月連休明けから少し下がり気味である事はご存じの事だと思います。投資の基本は、安い時に買って高い時に売るです。株価が高い時には買いにくかった投資信託も、株安になれば買いやすくなります。そこで、今回は投資信託を一括購入(スポット購入)し、短期間でキャピタルゲインを狙う場合の注意事項を書いてみたいと思います。

販売手数料と信託財産留保額に注意
投資信託にかかるコスト1
投資信託にかかるコスト2

投資信託を購入、保有する場合にかかるコストは、購入時にかかる販売手数料、保有時にかかる信託報酬手数料、解約時にかかる信託財産留保額の3種類です。詳細については以前、下記コラムにて説明させていただきましたので、こちらを参照下さい。

さて、投資信託を一括購入(スポット購入)し、短期間の保有でキャピタルゲインを狙う場合に注意したいのは、販売手数料と信託財産留保額の2点です。保有時にかかる信託報酬手数料は年0.5~2.0%程度が一般的で、保有期間が短い場合は手数料も安く済みますが、販売手数料と信託財産留保額は保有期間に関係なく一律で負担しなければならない手数料です。従って短期間の保有でキャピタルゲインを狙う場合には販売手数料がゼロ(ノーロードファンド)、信託財産留保額もゼロの投資信託を選びたいところです。

以下の事例で実際に計算してみましょう。
基準価額1万円の投資信託を100万口(100万円分)を一括購入し、1週間後5%値上がりした時に売却するとします。(信託報酬手数料は2%とします)

事例1:販売手数料が3%、信託財産留保額が0.5%の場合

 キャピタルゲイン(売却利益)は100万円×5%=5万円
 販売手数料は100万円×3%=3万円
 1週間分の信託報酬手数料は 100万円×2%×7日/356日=384円
 信託財産留保額は100万円×0.5%=5000円
 従って手数料を差し引いた後のキャピタルゲイン(売却利益)は
  5万円-3万円-384円-5000円==1万4566円となります。

事例2:販売手数料がゼロ、信託財産留保額がゼロの場合

 キャピタルゲイン(売却利益)は100万円×5%=5万円
 1週間分の信託報酬手数料は 100万円×2%×7日/356日=384円
 従って手数料を差し引いた後のキャピタルゲイン(売却利益)は
  5万円-384円=4万9616円となります。

事例1と事例2ではたった1週間で約3.5万円の差がある事がわかるかと思います。

株価や基準価額は毎日チェックする事が必要
株価

短期間の保有でキャピタルゲインを狙う場合にもう一点注意したい事があります。定期的に少額ずつファンドを購入する積立投資の場合、極論を言えば放ったらかしでも問題ありません。しかし、一括購入(スポット購入)の場合は、株価や基準価額は定期的にチェックする事が必要です。例えば日本株で運用する投資信託の場合は日経平均株価、米国株で運用する投資信託の場合はNYダウなど、できれば毎日チェックをする事をお勧めします。一括投資は相場が急上昇した場合など短期間で大きなリターンを狙え反半面、逆に相場が急落した場合には大きな損失を被る事になるからです。

まとめ
最後に

いかがでしたでしょうか。短期間の保有でキャピタルゲインを狙う場合の注意事項、特に手数料が重要である事を分かっていただけたでしょうか。大きなリターンを得られる反面、うっかりすると大きな損失を被る可能もがある方法ですので、ある程度の投資経験や知識が必要です。あくまでも自己責任の範囲で実施をお願いいたします。

誰でもFP相談室 村上

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