8月27日(日) 初めての資産運用セミナーを実施しました
新型コロナ5類移行後の対面セミナーを実施しました
新型コロナ感染症の5類移行に伴い、対面方式での資格検定講座を5月から再開しています。今回は「初めての資産運用セミナー」というテーマで開催させていただきました。新型コロナが5類に移行したとはいえ、現在も終息していないことを鑑み、前回に引き続き人数は10名以下の設定、講師は常時マスク着用での実施としました。多分、今年いっぱいは10名以下の設定とマスク着用を継続することになりそうです。本当に早くマスクを外して大きな声でお話できることを願うばかりです。
さて、資産運用に関するテーマをとり上げるのは2回目です。前回は「定年退職後の資産運用セミナー」というテーマで、主に60歳前後のアラ還世代の方向けの退職金の運用方法に関するセミナーでしたが、今回は資産運用を全く行ったことが無い方をターゲットにしましたので、20代から60代まで、幅広い世代の方の参加で会場も満員御礼となりました。
セミナーの内容
セミナーの内容は概ね以下の通りです。
1. 資産運用が必要な訳
2. 何で運用すれば良いのか?(金融商品のお話)
3. 証券口座の種類
① NISA(少額投資非課税制度)口座とは
② iDeCo(個人型確定拠出年金)とは
4. 投資信託選びのコツ4点
5.最適な資産運用方法は?
一番の関心事は新NISA
筆者も含め参加された方の関心事はやはり2024年1月からリニューアルされる新NISAの様で、色々と質問をいただきました。下図は新NISAに関するセミナー資料の抜粋です。
NISAの一本化と非課税限度額の拡大
NISA制度をシンプルにして使いやすくするため、「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類のNISA制度を一本化されます。長期の資産形成に適しているとされる「つみたてNISA」の枠を年間120万円、株式投資などもできる成長投資枠を年間240万円として一般型の機能も残し、年間投資枠の合計は360万円です。また、非課税で保有できる限度額は最終的には1,800万円で、株式投資に使える「成長投資枠」の上限は1200万円となります。
制度の恒久化と非課税保有期間の無期限化
現在のNISA内の投資で得られた利益が非課税になる期間は「一般NISA」が5年、「つみたてNISA」が20年となっています。新NISAではいつでも口座を開設できるように制度を恒久化し、非課税期限も無期限になります。加入時期や終了期限を気にすることなく、いつでも投資を始め、いつでも現金化ができるので、使い勝手は格段と向上すると思われます。
まずはNISA口座を作成し、少額からでも良いので資産運用を始めてみましょう。・・とセミナーでお話をしましたが、本日、参加者の方から早速NISA口座を申し込んだとの嬉しいメールをいただきました。
次回 「続・初めての資産運用セミナー(実践編)」 について
次回、続編を計画します。実施時期は未定ですが、概ね2023年11月以降で考えています。今回のセミナーでは時間の関係でお話できなかった実践的な内容を中心に考えています。例えば、目論見書の見方、投資信託以外の金融商品(株式、不動産、債券など)、株価の評価方法、分散投資理論、資産運用のメンテナンス方法などです。とりあえずNISAやiDeCoを始めてみたけどもう少し詳しく勉強したい、という方に最適な内容となっていますので、是非ご参加下さい。
エニーライフラボ