日経平均の銘柄入れ替えと今後の株価を考える

日経平均
日経平均の銘柄入れ替え
株価

10月1日 、日経平均株価を構成する225銘柄の定期見直しがあり、3銘柄の入れ替えが実施されました。市場流動性の点からキーエンス、村田製作所、任天堂の3社が新たに採用され、業種セクター間の銘柄数の過不足調整により日清紡ホールディングス、東洋製缶グループホールディングス、スカパーJSATホールディングスの3社が除外されました。
7月に発表された通り、10月1日から新しい選定ルールが適用されました。構成銘柄の株価調整には、みなし額面でなく新たに 「株価換算係数」 が使われました。定期入れ替えの市場へのインパクトを抑えるため、入れ替え銘柄数に上限を設けて3つとし、採用時の株価は市場価格を原則用いますが、著しく高ければ一定水準以下となる 「株価換算係数」 が設定されました。
ルール変更の詳細については下記URLで詳しく解説をしているので、参考にして下さい。ポイントはやはり「株価換算係数」で、キーエンスと任天堂の同係数は0.1、村田製作所の同係数は0.8となりました。

10月1日は大幅下落
株価下落

さて、日経平均の銘柄入れ替えがあった先週末(10月1日)の株価動向ですが、2万9,000円割れの大幅下落となりました。 9月スタートから注目された自民党総裁選、新政権への期待もあり、株価高騰が続いてきましたが、先週末の米国株安の影響もあってか大幅下落となりました。特に新に指数として採用された任天堂、村田製作所の下げが目立つ展開でもありました。 米国株安の影響以外では、期待された新政権における自民党の役員人事、河野氏の処遇、安倍・麻生の影響力などで失望感が広がったのも要因と考えられます。ちなみに、米国株安の要因は前から論じられている通り、インフレ懸念、中国不動産バブルの崩壊などと考えられています。

さて、来週以降の展望ですが、過去の経験則的にはここが下げ止まりとも思われますが、今後発表される新政権の顔ぶれや米国市場の動向次第だと思われます。個人的には株価が上昇する要因はあまり考えられない為、しばらくはこの水準のまま前後する事を予想しています。2020年春のコロナショック以降、順調に上昇を続けてきた株式市場ですが、本格的な秋を前に局面が変わったと言っても良いと思われます。

どの様に備えれば良いのか
最後に

さて、この様な局面で私達の様な素人個人投資家はどの様に対応すれば良いのでしょうか。明らかに上昇局面、または明らかに下降局面の場合は概ねセオリーに従えば良いのですが、先が全く見通せない今回の様な局面では、残念ながら教科書的な回答はありません。従って、対応は個々の判断に任せるしかないのですが、筆者としては以下の様に対応する事をお勧めしています。

積立投資を中心にしている方の場合

例えば、つみたてNISAで毎月一定額の投資信託を購入している方、確定拠出年金で毎月一定額を拠出している方などは、基本的には何もしなくても大丈夫です。積立投資は定期的にに定額で中長期に渡って購入し続ける方法であるため、投資時期(時間)を分散することになり、購入価格が平準化されます。これをドルコスト平均法と言い、価格変動のリスク軽減効果が期待できます。今回の様に株の価格が安い時には多くの株を購入する事ができるので、むしろ歓迎される局面なんです。

一括投資を中心にしている方の場合

例えばNISA枠を利用して一括投資(スポット購入)をしている方(つまりキャピタルゲイン狙いの方)、確定拠出年金の運用指図者として運用のみを行っている方などの場合は、保有資産のアセットアロケーションを見直すのが良いと思われます。投資をしていると、時間が経つにつれて資産配分は変化してゆくのが一般的です。2020年の春以降、株式が非常に好調だった為、ここ1年半で保有資産に占める株式の比率が高くなったと思われます。その様な時に株価が大暴落した際には非常に大きな影響を受ける事になってしまいます。そこで、当初計画した最適な資産配分に戻しておく事(リバランス)を検討するのが良いでしょう。

判断に迷った場合は、遠慮なくFPや投資アドバイザーにご相談下さい。基本的に1時間無料で対応させていただきますので、こちらからお申込み下さい。 https://daredemo-fp.com/contact/

誰でもFP相談室 村上

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