日経平均株価 2週連続で2万9000円を前に膠着状態
先週(5月31日~6月4日)に引き続き、今週(6月7日〜11日)の日経平均株価は2万9000円の手前で小幅な値動きでした。原因は6月10日に5月の米国の消費者物価指数(CPI)の発表が控えていた事があり、結果発表の様子見が多かったと言われています。
確かに先月(5月連休明け)は4月の米国の消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びだったことから、市場ではインフレ懸念が高まって株価が下落したので、今月は慎重な取引になったものと推察されます。
5月連休明けに大幅に下落した後、2万9000円にまで回復したものの、その後は2万9000円を前に膠着状態が続いています。
さて、株も投資信託も投資の基本は、安い時に買って高い時に売るです。2月以降の株高でなかなか株や投資信託を買いにくい状況でしたが、先月の株価下落は久しぶりに投資としては良いタイミングでした。短期間でキャピタルゲインを狙う為に、久しぶりに大金(あくまでも自分として・・)はたいてファンドを購入しましたが、ここ2週間は全く値動きが無いので、さてどうしたものか非常に迷っています。
大方、来週(6月14日〜18日)の日経平均株価は、今週に引き続き2万9000円付近での膠着した展開が続くと予想されています。米国では、5月の消費者物価指数(CPI)は終わりましたが、来週には連邦公開市場委員会(FOMC)などが予定されており、インフレに対する様子見が多いと予想されるからです。日本市場を見ると緊急事態宣言の延長がどうなるのか、新型コロナワクチン接種遅れ、さらに東京オリンピック実施不安もあり、残ながらしばらくは株価の上昇要因は無さそうです。
個人的にも市場と同様、しばらくはこのまま様子見となりそうです。
誰でもFP相談室 村上