ライフプランシュミレーションの基本生活費とは

ライフプラン
はじめに

2020年の開業以来、おかげさまでライフプラン作成依頼が好評で一番人気です。お客様の目的も多岐にわたりますが、その中でも住宅取得と老後資金確保がダントツで多い傾向です。ライフプラン作成とは、キャッシュフロー表を作成し、将来家計のシュミレーションをするところから始まります。そこで重要なのが、どこにどれだけ支出をしているかを正確に把握することです。この支出額を可能な限り正確に入力をしないと、精度の高いキャッシュフロー表は作成できません。特に重要になるのが基本生活費の把握です。例えば、毎月の基本生活費の額が1万円違うだけで、30年後の資産額は360万円もの差を生じてしまいます。もし10万円少なく見積もってしまうと、実際にはありえない3600万円もの資産形成が可能だという結果を導いてしまうので注意が必要です。

基本生活費とは

基本生活費とは、車の購入や住宅ローンの返済、お子様の教育費や生命保険料などの特別な支出ではなく、日頃の生活に必要な、食費や水道光熱費、衣服代などの費用の事を指します。つまり生活する為には必ずかかる費用であり、(生活のレベルによって多少異なりますが)人数構成が同じであれば、どのご家庭でも概ね同じような金額になる傾向があります。

基本生活費の内訳
生活費

 

・食費:ご家族全員の食費(外食も含みます)
・日用品費:洗剤、ティッシュ、シャンプー、生理用品など
・水道光熱費:水道、ガス、電気、灯油、その他のエネルギー費
・通信費:固定電話、携帯電話、インターネットなど
・交通費:ガソリン代、高速道路代、駐車場代など
・医療費・美容費:病院、理容、美容院への支払い
・趣味・娯楽:ゴルフ等のスポーツ、映画等の鑑賞、旅行など
・衣料費:衣服、靴など
・交際費:冠婚葬祭、贈答品など
・その他 :下記の「基本生活費には含めないもの」以外の出費

基本生活費には含めないもの
教育費

  

・住宅費:賃貸住宅の家賃、住宅ローンの返済、住宅ローン諸費用など
・教育費:保育料、入学金、学費、教材費、仕送り、など
・税金:所得税、住民税、固定資産税など
・高額な出費:自動車の購入、海外旅行、持ち家の大規模修繕など数十万円~数百万円規模の出費
・保険料:生命保険、医療保険、火災/地震保険、学資保険などの保険料
・資産運用:株式・投資信託・債券などの購入費用

基本生活費の目安

では一般的な家庭ではどの位の基本生活費になっているのでしょうか。私達FPが参考にするのは、総務省統計局が公開している家計調査報告「2020年(令和2年)平均結果の概要」です。
下図は二人以上(概ね3~4人の核家族)の勤労者世帯の家計収支を示す図です。

この図によると、消費支出(月額)は305,811円です。ここから明らかに基本生活費には含めない住居費 6.2%、教育費 5.4%を除外すると基本生活費は88.4%、つまり270,336円(約27万円)となります。
ちなみに図にある「非消費支出」とは、税金(所得税・住民税)や社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料)のことを指します。

上記結果を参考に、当事務所では特にお客様から指定が無い場合は
 ・夫婦2人世帯の場合の基本生活費は20万円
 ・夫婦2人+子供1人の世帯の場合の基本生活費は25万円
 ・夫婦2人+子供2人の世帯の場合の基本生活費は30万円
と設定して、ライフプランを作成させていただいております。

最後に

今回はライフプランを作成する際に最も重要な基本生活費のお話をさせていただきました。基本生活費の把握に有効なのは、やはり家計簿をつける事です。家計簿をつける最大のメリットは、何にお金を使ったかを記録することによって、毎月の支出を明らかにする事ができ、また無駄を炙り出す事ができる点です。正直言って毎月家計簿をつけるのは非常に手間がかかります。時間に余裕がないとなかなか続かない事ですが、まずは一カ月を目標に頑張ってみてはいかがでしょうか。最近では便利な家計簿アプリもあり、無料で使える様なので検討してみてはいかがでしょうか。

誰でもFP相談室 村上

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