年金額を自分で計算する4 【定年後の再雇用で年金を増額】

年金

老齢年金とは、高齢になった時に受け取れる年金です。老後の生活を送るにあたって、生活費のメインになる収入となります。老後のセカンドライフに備え、受け取れる老齢年金の種類や仕組みをしっかり押さえ、自分でも受給額を計算できる様にしましょう。第四回目は定年後(60歳以降)も再雇用で働いた場合について解説します。

定年後も働けば年金は増やすことができる
高齢者就業
老齢基礎年金

老齢基礎年金は20歳から40歳までの480カ月納めると、満額の78.17万円を受け取る事ができます。
480カ月に満たない場合は任意加入制度に加入して保険料を納める事で増やす事が可能ですが、
厚生年金加入者は任意加入制度を使う事ができません。

老齢厚生年金

老齢厚生年金は70歳まで保険料を払い込む事が可能で、60歳以降の収入に応じて年金を増やす事ができます。480カ月に満たない場合、厚生年金加入者は経過的加算部分として補う事が可能です。(ここは後述します)

いくら増やす事が可能?

では定年後に再雇用で働いた場合、年金がどれくらい増やす事ができるのか計算してみましょう。

老齢厚生年金の計算式は以下の通りとなります。
A=平均標準報酬月額 × 7.125/1000 × 平成15年3月までの加入月数
B=平均標準報酬額 × 5.481/1000 × 平成15年4月以降の加入月数
老齢厚生年金額(報酬比例部分)=A+B
定年後に再雇用で働いた場合はBの式を用いて計算する事になります。

では、モデルケース(Aさん60歳の場合)で試算してみましょう。
 ・厚生年金加入は420カ月(25歳~60歳)
 ・再雇用後の給与は月額24万円(通勤費等込み)で賞与は無し
 ・60歳から65歳までの5年間(60カ月)働く とします。

老齢厚生年金は
24万円×5.481/1000 ×60カ月=7.89万円 増える計算になります。

もう一点、Aさんは60歳までの加入期間が420カ月で、480カ月に満たない為老齢基礎年金は満額の78.17万円を受け取る事ができません。
(実際の年金額は68.4万円であり、満額から9.77万円ほど不足する計算になります)

しかし定年後に再雇用で働いた場合、経過的加算部分 1628円×60カ月=9.77万円 が加わり、老齢基礎年金の不足分を穴埋めする事ができます。

従って老齢厚生年金7.89万円+経過的加算部分9.77万円の合計17.66万円を増やす事ができます。

まとめ

いかがでしたか?定年後も働けば厚生年金を増やす事ができる事、加入期間が480カ月に満たない場合の老齢基礎年金の不足分を穴埋めする効果もある事を分かっていただけたかと思います。
65歳以降は働きながら年金を受給する方法(在職老齢年金)、繰下げ受給を選択してさらに年金を増やすという選択をする事もできます。個々のライフプランに応じて最適な方法を選びましょう。

誰でもFP相談室 村上

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