生命保険の必要保障額の算出事例1
生命保険の算出方法は前回説明した通りです。では、実際の事例を元に計算してみたいと思います。
モデルケース1
年齢
・ご主人:34歳 ・配偶者:33歳 ・子供:2歳 (女性の平均寿命は88歳とします)
収入・年金
・ご主人の退職時月給は37.5万円 →厚生年金(報酬比例部分):59万円/年
住宅
・住宅ローンは団体信用生命にて補償済 ・住宅維持費:12万円/年
生活費、資産等
・基本生活費:330万円/年 ・預貯金額:200万円 ・死亡退職金:500万円 ・配偶者の給与収入:200万円/年
子供の教育予定
・保育園~高校までは公立 ・大学は国公立で自宅外通学を予定
その他
・自動車(200万円)は3回買い替え ・海外旅行(50万円)6回を予定
算出結果
この事例の場合、必要保障額は1055万円という結果となりました。誤差を生じても大丈夫な様、1200万円程度を見込んでおけば良いのかと思われます。若くして亡くなった場合ですので、べらぼうな金額になると思われがちですが、遺族(厚生)年金が支給される事、住宅ローンは団体信用生命にて補償され、以後の支払いの必要が無い事、配偶者様も働く事ができるなど、それなりの収入も見込めますので、この様な結果になったものと思われます。
誰でもFP相談室 村上