相続診断士という資格について
私が保有している資格の一つに相続診断士という資格があります。さて、一般的にはあまり馴染みの無い資格ですので、その一部を紹介したいと思います。以下は相続診断協会のHPからの抜粋となります
「相続の基本的な知識を身につけて相続診断ができる資格。」「今まで、誰に相談したらいいのか、分からなかった。」
相続診断士がお客様からよく聞く声です。相続診断士は、相続に関する広く多岐にわたる問題を理解し、一般の方への啓蒙活動を行います。相続診断士とは、相続の基本的な知識を身につけ相続診断が出来る資格です。生前から相続問題や思いを残す大切さを伝えていき、お客様と一緒に相続と家族の問題に向き合っていきます。その中で、相続についてトラブルが発生しそうな場合には、できるだけ事前に税理士、司法書士、行政書士・弁護士などの専門家(パートナー事務所など)と一緒に、 問題の芽を早めに摘み取ります。相続を円滑に進める『笑顔相続の道先案内人』として社会的な役割を担います。
日本全体では、1年間に約50兆円規模の遺産が受け継がれていく「大相続時代」。家計に大きな贈り物となる可能性もありますが、遺族の争いに発展することも多い相続問題。実際、家庭裁判所での相続関連の相談は約18万件と10年前の2倍に増えています。また、相続はお金持ちだけの問題という誤った認識が、一般家庭の相続準備を怠り、問題を複雑にしています。実際、司法統計年報(平成22年度版)によると、紛争件数の74%が相続税と関係ない5000万円以下の遺産分割で揉めています。遺産が多いから揉めるのではなく、100人いれば100通りの相続があり、どこの家庭にも、きちんと相続に対しての準備と助言が必要な時代です。「相続」が「争族」にならない為に、笑顔で相続を迎えるお手伝いをするのが「相続診断士」の求められる社会的役割です。まさしくこれからの社会に求められる資格です。
要するに一言で言ってしまえば「相続の基本的な知識を身につけて相続診断ができ、争族を未然に防ぐ事を目的とする資格。」となります。
この相続診断という手法は珍しく、相続で苦しんだ自分にとっては、もっと早くから知っていれば良かった資格です。私の主とするお客様は50代から定年退職前世代の方が中心ですので、必然的に相続のお話になる事多く、ファイナンシャルプランニングにも非常に役に立つ資格だと考えたからです。
この相続診断という手法に関しては後日詳しく解説したいと思います。
誰でもFP相談室 村上