確定申告方法と税務署への提出方法 PCやスマホを使ったe-Taxがお勧め

確定申告
はじめに

毎年恒例の確定申告、今年も2月16日から始まり、3月15日が申告期限になります。うっかり忘れる事が無い様に注意をして下さいね。自分は関係ないから大丈夫・・・なんて思っている方も、実は確定申告すれば税金が戻ってきたのに・・なんて後悔しない様に注意して下さい。
でも、始めてだと確定申告ってとてもハードルが高いんですよね。そこで今回は、確定申告の方法と税務署への提出方法に絞って書いてみたいと思います。ちなみに筆者は主に定年退職者の確定申告の面倒を見る事が多いのですが、皆さんには今回のテーマを含めて確定申告が必要な場面やメリットなども説明し、大変好評をいただいております。

確定申告方法の選択

現在、確定申告をする方法は主に4つです。

1.確定申告書を取り寄せて、手書きで記入して提出する方法

要するに記入用紙を取り寄せて、手書きで記入する方法です。記入用紙は国税庁のホームページからダウンロードする方法、税務署や確定申告会場に出向いていただく方法、市区町村の担当窓口などで入手する方法などがあります。

2.確定申告ソフトを利用する方法

業務用の確定申告専門のソフトや会計ソフトの確定申告機能を使う方法です。弥生の確定申告ソフトfreee会計などが有名どころかと思いますが、主に事業主向けですので、個人の確定申告用に揃えるのは現実的ではないでしょう。

3.税理士に依頼する方法

いっそ全部税理士さんにお願いしてしまう方法です。非常に楽できますが税理士報酬(概ね10~15万円程度と言われています)が必要になりますので、こちらも個人の確定申告レベルで使うのは現実的ではないでしょう。

4.国税庁のホームページ「確定申告書等作成コーナー」を使う方法

筆者が最もお勧めする方法です。マイナンバーカード・PC・スマホがあれば家に居ながら確定申告を完了することができます。(後述)

「確定申告書等作成コーナー」税務署への提出方法は4種類

国税庁のホームページ「確定申告書等作成コーナー」を使って申告する場合、税務署への提出方法は4種類あります。

1.スマートホンを使用してe-Tax

去年(2022年)から始まった方法です。ご自分のスマートホンをICカードリーダライタの代わりとして使い、e-Taxで提出する方法です。スマートホンに「マイナポータブルアプリ」を事前にインストールしておけば、PC画面に表示されるQRコードをスマートホンで読み取るだけで完了することができます。詳細はこちらの説明資料を参照下さい。

2.ICカードリーダライタを使用してe-Tax

PCにUSB接続するICカードリーダライタを使ってマイナンバーカードを読み、e-Taxで提出する方法です。マイナンバーカードをICカードリーダライタで読み込むだけで完了するので、非常に簡単な方法です。対応するICカードリーダライタの種類も豊富、Amazonで900円~3000円程度で購入できるので、毎年確定申告をする方は購入しておいても損ではないかと思います。

3.ID・パスワード方式でe-Tax

マイナンバーカードを所有されていない方でもe-Taxできる方法です。税務署に行ってIDとパスワードを発行してもらう必要がありますが、税務署に行く手間を考えれば、マイナンバーカードを作成してしまった方が後々得かと思います。マイナンバーカードが普及するまでの暫定と考えた方が良いでしょう。

4.印刷して提出

以前からある方法で、マイナンバーカードもIDも無い方向けの方法です。PC画面で入力を行い、最終的には印刷をして税務署に持参または郵送する方法です。本人確認書類(免許証や保険証などの写し)が必要になります。筆者もマイナンバーカードを作る前はこの方法で提出しておりました。

PC または スマホからも操作可能だが・・・

国税庁のホームページ「確定申告書等作成コーナー」はPCはもちろん、スマートホンからでも入力は可能ですが、少々注意が必要です。
PCでは所得税(総合課税、分離課税)、各種控除の全ての入力が可能です。一方スマートホンからは一部の所得税、控除の入力ができないという問題があります。例えば、定年退職者で退職所得を入力したい方はスマートホンでは入力できない為、PCを使う必要があります。今年から事業所得と不動産所得はスマートホンからでも入力できる様になりましたが、まだまだ入力項目には限りがある為、今後の対応を待ちたいところです。

最後に

今回は確定申告の方法と税務署への提出方法というテーマで書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。お勧めの方法は国税庁のホームページ「確定申告書等作成コーナー」を使ってスマートホンまたはICカードリーダライタを使ってe-Taxで税務署に提出する方法です。一度実施してみると意外と簡単である事が体感できると思います。

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